多久市に所在する山口産業は、1972年に創業したテントハウスの総合メーカーです。かつては炭鉱用のシートや風管の製作から始まり、「膜で街を未来を華やかに」を掲げ、今では様々な用途の膜構造建築物を設計、製作するようになりました。膜の無限の可能性を常に探索し、それを実現するための研究を行っています。
業界トップクラスのシェアにもかかわらず、県内での企業認知度の低さと膜構造のイメージのしにくさから、優秀な人材の確保が難しい状況でした。そこで、未来の社会課題の解決に向けたプロジェクトに取り組み、その姿を発信することで、企業の社会価値や認知度を向上させ、リクルートや人材の育成に繋げていきます。
膜構造のサスティナブルな可能性(短期間・低コスト・移動可能)×社会課題(環境・災害・エネルギー・貧困など)という新しい膜構造の可能性に着目。各ジャンルに精通したアドバイザーとともに様々な社会課題に取り組む「メンブレンラボ」を設立。今後、ラボを中心に異業種とのコラボやチャレンジしたい人材に向けた情報発信等を行います。